2007年02月27日

鏡と窓

先日、テレビで禅僧トーマス・カーシュナーさんのインタビュー番組を拝見しました。

トーマス・カーシュナーさんは
「禅僧になったアメリカ人 トーマス・カーシュナーその半生記」
という本を書かれています。

本には以下のキャプションが
 人生の荷物はできるだけ少ないほうがいい。
 自己をも捨てきれたら、他に願うことは何もない。
 十九歳で日本を訪れ、三十七年間、 仏飯をいただいてきました


インタビューは彼がアメリカ人であることを中心として
如何にして外国人である彼が禅の修業を行なってきたか
についてが話題のほとんどでした。


インタビューを聞いていて印象に残ったのは
彼が修業を続け、ひたすら座禅を組んでいたときに
「自分の目の前には鏡が置かれており、自分のことばかりを見ていた」
「あるときその鏡が窓に変わり、自分ではなく外の世界が見えるようになった」

この「鏡と窓」という比喩がとても耳に入り易かったのです。

ところが耳には入り易かった「鏡と窓」という言葉が
頭の悪い私にはなかなか咀嚼することが出来ず
放送のあとも何日か思い出しては考え込んでいました。



そんなとき、だてブログのYueさんのブログ「ちいさな窓」が目に飛び込んできました。

  カーテンを開けたら
  光を知ることができる。

  窓を開けたら
  世界を知ることができる。

  ちいさな窓でさえ
  こんなにも。



「鏡と窓」のことがあったので、
このブログを読んだときにはちょっとショックを受けました。
”眩い朝陽との出会い”以上のショックでした。



いろいろな人のブログを読んでいると
書かれた人が考えている以上のことを感じさせられてしまうことがあります。
こんな機会を与えてくれたブログに感謝しております。

何が書きたいのか分からない日記になってしまいました。
すべて私の頭が悪いがためです。
笑って読み飛ばしてください。


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Posted by バックG at 13:07│Comments(6)日記/雑感
この記事へのコメント
確かに普段は自分ばかりを見ていると思います。

会社で若い人の指導をしていても、自分が一番大事だと思いながら話しをしているようです。
自分自身を見つめ直すことも必要ですが、己を離れて物事を考え、見ることも大切ですね。
Posted by ケンイチ at 2007年02月27日 17:18
ケンイチさん

まとまりがないブログですみません。
自分で書いていても何を書いているのか分からなくなってしまってます・・・orz
Posted by バック at 2007年02月27日 22:16
おはようございます。
TBありがとうございました<(_ _)>

引用下さってなんとも嬉しいやら恥ずかしいやら(^_^;)
バックさんの心にショックを受けさせてしまったのですね。
自分も驚きです。

私がhama1に来た理由のひとつに「仙台」という土地を知るためでもあります。
世界のあちこちに存在する「仙台」への想い(たとえばバックさんがおっしゃった仙台の好きな場所のことなど)を知ることで私の中での「新しい仙台」への想いが生まれます。

勿論,神奈川や東京のことも知りたいなぁと思っています(^_^)

私はあの眩い朝陽によって長い長い夜が明けた気がしました。
本当に不思議なものですね。窓も言葉も。
Posted by Yue at 2007年03月01日 08:15
Yueさん

コメントありがとうございます。
勝手に引用してしまい申し訳なかったですが、正直にショックでした。

引用させていただいた箇所だけでなく、「ちいさい窓」の記事全体が
タイミングよく私のポイントにヒットしてしまいました。


仙台のことはまた機会をつくって書きたいと思っております。
Posted by バック at 2007年03月01日 09:04
3年前に母が亡くなった時、自分にとっての宝物は、他者にとっては
無用の長物なんだという事を痛感しました。
自分が死ぬ時に、スーツケース1つ分位の荷物が残る様に、これからは
物を増やさない様にしているつもりなんですが、
女というのは衝動買いをする生き物なんですよ!!
想い出の品は捨てられないし・・・。
石田様コンサートのプログラムも捨てられないし・・・・・。
前途多難です。
Posted by ニヘドン at 2007年03月03日 13:54
ニヘドンさん

個人の趣味嗜好の世界は他人にとっては別世界のお話しになってしまうことが多いですね。

私もいつの間にか集まってしまい、捨てられなくなってしまった物を
ここ2・3年でずいぶんと処分しました。
最初はなかなか捨てることが出来なかったのですが
レコードや書籍など目をつぶるようにして捨てています。
Posted by バック at 2007年03月03日 21:17
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