2007年01月10日

フラガール

雨に降られてしまった6日の土曜日に109シネマズMM横浜で
『フラガール』を観てきました。

フラガール




昨年9月に公開されてから気にはなっていたのですがなかなか観る機会がありませんでした。

常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)のオープンまでの実話を背景に、ダンス教師と炭鉱の娘たちとの触れ合いを描いた映画です。


時代の流れによって閉山を余儀なくされる鉱山。
我々の世代にとっては「青春の門」で描かれた筑豊の炭鉱をすぐに思い浮かべてしまいます。
けれども炭鉱で栄え、閉山によって寂れていった町は筑豊だけではありません。
最近何かと話題に上がる夕張も炭鉱町の一つでした。

昭和41年にオープンした常磐ハワイアンセンターは閉山によって失われてしまう職場を
少しでも挽回しようという苦肉の策だったのであろうと思われます。

映画を観ていて思い出された記憶があります。
炭鉱の娘たちが練習の一環として、センターオープンの宣伝を兼ねて地方巡業に回ります。
その姿をみて思い出したのが、小学生のときに箱根・小涌園のプールサイドで見たフラダンスショーです。
記憶にはないのですが、もしかすると常磐ハワイアンセンターの地方巡業の一つだったのかもしれません。

映画のストーリーは至極シンプルです。
けれども、いつの間にか引き込まれてしまう魅力を持っています。
雨風の強い休日だったこともあると思いますが、劇場はほぼ満員でした。
そして、隣で観ていた女性からは映画の後半からずっと鼻水をすする音が聞こえていました。

HPで確認したところ、109シネマズでは19日までの上映だそうです。
機会がありましたら是非ご覧下さい。


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Posted by バックG at 13:04│Comments(6)映画&DVD
この記事へのコメント
なごみも彼と観ましたょ♪

涙ハラハラ鼻水グシュグシュでしたけど(´Д`)


次第に松雪康子さんが一生懸命になっていったり、地元の少女達が魅せられてゆく過程が良かったです。


炭鉱。
知らない時代のお話しのように感じてしまいますが、今まであったものがなくなってしまい、身も心も時代にとり残されてしまう。
 変わりゆく時代についてゆけないヒト達の悲哀、喪失感。
 だからこそ頑張んなきゃいけないんだという強い思い、一途な健気さをこの映画はよく表していると思います。
 抜け出したい希望の光にフラセンターはなっていったんですね。


何日か前に、A新聞の連載記事のロストジェネレーションで、取材されたヒトのお父様が炭鉱作業員だったというのを読み、フラガールの映画を思い出しました。

映画を通して、色んなコトを考えさせてくれた 素晴らしい作品であったと なごみは思います。
Posted by なごみ at 2007年01月10日 15:18
なごみさん

内容も宣伝も派手ではありませんでしたが2006年の邦画としての評価はかなり高いようです。
いろいろな映画賞で作品賞などを受けているみたいです。

「一山一家」---炭鉱で生活する人達はある意味運命共同体だったのですね。
時代の流れによって一時期は花形産業となっても、流れが変わることによって取り残されていってしまう。
炭鉱だけのお話しではないですね。
Posted by バック at 2007年01月10日 23:18
始めまして。
フラガール、ワイフと観ようと思っていたんですが、ワイフは大のフラダンス好きで、友達とさっさと見に行ってしまいました。
男一人で観に行くのは、少し気が引けます。
DVD待とうかな(-。-;)
Posted by エイジ at 2007年01月11日 00:14
エイジさん

初めまして。
男一人で映画館に行くのはちょっと恥ずかしいですよね。
でも、映画が始まってしまえば真っ暗ですから(笑)

「フラガール」を観に来られる方は、他の映画に比べれば平均年齢は高いと思われます。
中年の女性グループでフラをやっていそうな方々もおられました。

映像的には迫力があるとか、とても美しいとかと言った事はないので
DVDでの観賞でも十分かと思われます。
Posted by バック at 2007年01月11日 00:50
同じ炭鉱の町でも夕張は破産状態、いわきは
ハワイアンセンターの発想で成功しましたが
まさに、明と暗ですねー。私の職場でフラを
趣味にしている人が「観たいけれど横浜では
放映していない」と言っていましたから、早速
教えます。ありがとうございました。いわき地方の
独特な方言のイントネーション、楽しかったのでは
ないですか?私の妻があちらの方出身なので、
行くと廻り中あのイントネーションですから、
慣れっこにはなりましたよ。
Posted by scemo3440 at 2007年01月11日 06:28
scemo3440さん

明と暗・・・そうですね。
ハワイアンセンターはオープンから10年ほどで親会社の抱えていた負債を解消したようですから大大成功だったと思います。

現在の「ウォーターパーク」「テーマパーク」の原形でもあると思いますが、鉱山にとってはマイナス材料であった温泉を生かしたリゾート施設を開設するといった発想力は素晴らしいものだと感じます。

普通の人には成功するとは思われなかった構想を実現化し、成功させるまでの道なりはとても厳しいものだったと思います。
ダンサーも外部から招聘するのではなく、地元炭鉱の子女に一から教えて行なわせるといった徹底した計画が成功へと導いたのかもしれません。
Posted by バック at 2007年01月11日 09:17
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