2008年08月23日

ゾウの時間 ネズミの時間

息子が小学5年の夏休みの時期に買い与えた本です。

本川達雄著
『ゾウの時間 ネズミの時間』
ゾウの時間 ネズミの時間

内容的にはかなり難しいので、とても読めないだろうと思っていましたが
息子はそれなりに楽しんでいたようです。



内容は、
哺乳類は「時間は体重の1/4乗に比例する」というおおよその関係が成り立つ。
心周期(心臓が打つ時間間隔)や呼吸周期のような生理現象の周期もそうだし、
懐胎期間や成獣になるまでの時間、寿命のような、一生に関わる時間も、
ほぼ体重の1/4乗に比例する。
大きいものほど時間がかかり、体重が10倍なら時間は1.8倍長くなるという関係である。

と言った説から始まります。

つまり
体の大きなゾウは時間がゆっくりとすすみ、
逆に体の小さなネズミは時間が早くすすむ。
動物にとっての時間は時計が刻む時間とは違い、
それぞれの時間を持っており、しかも一様の速度で流れるものでもない。
ということが書かれています。

この学説が正しいかどうかは別にして、
個々の時間があるということを知ることにより
それぞれの立場の論理があることを知ることが大事なのだと思います。



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Posted by バックG at 10:45│Comments(14)書籍/雑誌
この記事へのコメント
体重と時間(体感時間でしょうか)の相関関係ですか。
面白そうなテーマですね。
この本のお話とは、趣旨がすこしヅレる知れませんが、
子供の頃には遊んでも遊んでも陽が暮れなかった様に感じていたのに
最近に一日が、アッと言う間に過ぎ去るように感じています。
時の流れも、多分に感覚的な側面があるのかも知れませんね(^^)
Posted by はらほろ at 2008年08月23日 11:14
こんにちは♪今日はエアコン無しで過ごせますね!
お仕事も捗るのではぁ?

以前テレビで見たことがあります。ネズミの心拍数はメチャクチャ早くて寿命も短いとか・・・

とっても興味深い本ですねぇ(*^□^*)
Posted by みなみ at 2008年08月23日 13:57
なんだか面白そうな本ですね(^o^)
私も今、じつは社会人でもあり学生でもあるんです。
仕事のスキルアップのために、専門学校に行ってます☆
授業の中に「生理解剖学」があるのですが、人間の寿命や遺伝子について
学んでるのでとってもこの本に興味があります♪
Posted by takakotakako at 2008年08月23日 14:00
ですよね。
都会と街と町の時間の流れがちがいます。
最近、感じます。
    あはは♪

  
Posted by プリーズ☆加川 at 2008年08月23日 15:31
子供の頃の一時間の長いのなんのって…

今じゃ「あと一時間しかない〜」って叫んでおります
Posted by ガジラ at 2008年08月23日 16:59
はらほろさん

体感ではなくそれぞれの実態なのだと思います^^

子どもの頃の一日は長かったですネ♪
そして一年も長かった。

歳を重ねるたびに時間が流れるのが早くなっています。
Posted by バック at 2008年08月23日 19:25
みなみ♡さん

『ネズミもゾウも一生の間の心拍数は同じだ!』
という説明でかなり有名になったようですネ。

この本の事はしばらく忘れていたのですが、
先日NHKで放送された高校・大学ダンスフェスティバルで
この本を主題にした創作ダンスを発表した大学があって思い出しました(笑)


きょうは涼しくて、仕事もだいぶすすみました^^
Posted by バック at 2008年08月23日 19:26
takakoさん

この学説には例外があって、
すべての哺乳類に当てはまるわけではないようです。
その最たる例外がヒトです。
ネズミもゾウも15億回の心拍で寿命をむかえるようですが、
ヒトをこれに当てはめると人間の寿命は26.3年になるそうです。
ただ、縄文人の寿命は31年だったという推測値もあるようですので
あながち違っているわけでもなさそうですが。。。。。


仕事をしながらの勉強は大変なことですが、頑張ってください♪
Posted by バック at 2008年08月23日 19:26
プリーズ☆加川さん

泉では熱い時間が流れているようです♪   あはは♪
Posted by バック at 2008年08月23日 19:26
ガジラさん

「あと一時間しかない〜」を
「まだ一時間ある〜」と感じるのはどんなときでしょう(笑)

この本にはエネルギーの消費量についても解説されていて、
エネルギーをより多く消費する方が時間が早いといっています。

子どもは大人より体重当たりのエネルギー消費が多いので
子どもの時間は大人の時間より早く流れる。
それだけ子どもは同じ時間内にたくさんのことをするのだから、
大人と同じ一日であっても子どもにとっては長く感じられるのだろう。。。



そろそろ仕事に戻ります。
   「あと一時間しかない〜!!!」
と叫ぶ羽目になりそうです(笑)
Posted by バック at 2008年08月23日 19:38
この本、知ってましたが読んだ事ありません。
このブログを機会に呼んで見ようかなぁ…

面白そうですね(^o^)
Posted by ジムパパ at 2008年08月23日 23:42
こんばんは♪
人間の体の作りの比率もそうですが
命あるものの不思議は興味深いものがあります。
いつか時間を作って頭の凝りをほぐし読みしてみたいです♪
Posted by ぺりーどっと at 2008年08月23日 23:56
ジムパパさん

時間があるときに読んでみてください。

好奇心を満たしてくれるかもしれません^^
Posted by バック at 2008年08月24日 10:35
ぺりーさん

おはようございます♪

自分とは専門外の本を手に取るのも面白いです。
数式もチョコチョコ出てきますが、
気分転換にはよろしいかと。。。
Posted by バック at 2008年08月24日 10:36
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