2007年01月24日
一期一会
一期一会(いちごいちえ)
よく知られたポピュラーな言葉です。

よく知られたポピュラーな言葉です。

先日、禅語の本を買い込んでしまいました。
チラチラと読み飛ばしているのですが、
読めば読むほど違和感を感じるようになってしまいました。
気になった禅語を取り上げていくことにより、
その違和感をハッキリさせたいと考えています。
禅語は禅僧のことばや経典のなかの語から、禅の心をあらわしたものです。
禅宗が武士に好まれたこともあり、また禅の心が茶道や華道と通ずるところから
禅語が日本人一般の生活にもかなり取り入られています。
「一期一会」は茶道などでもよく知られた言葉ですが
「人との出会いは一度限りなので大切にしなければならない」と
そのことばの意味を教えられてきました。
正しくは「一度限り」を言いたいのではなく
二度と戻らない時間を大切にしなけれなならないと言っているようです。
いつも会う人であっても、たまたま出会った人であっても、
きょうその人と過ごした時間は、二度と同じ時間を過ごすことは出来ないのです。
一緒に過ごせた時間を大切にし、真心を持って接するようにするべきです。
「一期一会」は山上宗二の『山上宗二記』に記されていますが
このことばを広めたのは なんと!井伊直弼でした。
井伊直弼が茶道の心得を記した『茶湯一会集』によって広まったようです。
チラチラと読み飛ばしているのですが、
読めば読むほど違和感を感じるようになってしまいました。
気になった禅語を取り上げていくことにより、
その違和感をハッキリさせたいと考えています。
禅語は禅僧のことばや経典のなかの語から、禅の心をあらわしたものです。
禅宗が武士に好まれたこともあり、また禅の心が茶道や華道と通ずるところから
禅語が日本人一般の生活にもかなり取り入られています。
「一期一会」は茶道などでもよく知られた言葉ですが
「人との出会いは一度限りなので大切にしなければならない」と
そのことばの意味を教えられてきました。
正しくは「一度限り」を言いたいのではなく
二度と戻らない時間を大切にしなけれなならないと言っているようです。
いつも会う人であっても、たまたま出会った人であっても、
きょうその人と過ごした時間は、二度と同じ時間を過ごすことは出来ないのです。
一緒に過ごせた時間を大切にし、真心を持って接するようにするべきです。
「一期一会」は山上宗二の『山上宗二記』に記されていますが
このことばを広めたのは なんと!井伊直弼でした。
井伊直弼が茶道の心得を記した『茶湯一会集』によって広まったようです。
Posted by バックG at 22:58│Comments(16)
│禅語
この記事へのコメント
奥深い言葉ですね。私も日々の出会いを大切にしたいと思います。私もついにhama1に加入しました。マニアックなblogですが、よろしくお願いします。写真は、ありませんm(_ _)m。
Posted by W少年 at 2007年01月24日 23:04
すべての出会いに感謝ですね!
「いまここ」にあること、それのみが真実!
営業研修で禅寺へ行った際、教わりました。
「いまここ」にあること、それのみが真実!
営業研修で禅寺へ行った際、教わりました。
Posted by EASY at 2007年01月24日 23:16
W少年さん
hama1参加おめでとうございます。
自分のブログはどんなにマニアックでも構わないと思いますよ。
頑張ってください。
hama1参加おめでとうございます。
自分のブログはどんなにマニアックでも構わないと思いますよ。
頑張ってください。
Posted by バック at 2007年01月24日 23:28
EASYさん
禅寺研修のご経験があるんですね。
学生の頃から一度は禅寺で禅を体験してみたいと思っていましたが
この年になっても未だに未経験です。
禅寺研修のご経験があるんですね。
学生の頃から一度は禅寺で禅を体験してみたいと思っていましたが
この年になっても未だに未経験です。
Posted by バック at 2007年01月24日 23:30
この言葉、とても好きです。座右の銘にしています。
どんなことでも「縁」だとも思っています。
で、全然関係ないけれど、もうひとつの好きな言葉。
人間万事塞翁が馬、そう思って生きています。
どんなことでも「縁」だとも思っています。
で、全然関係ないけれど、もうひとつの好きな言葉。
人間万事塞翁が馬、そう思って生きています。
Posted by teddy at 2007年01月25日 00:10
井伊大老が広められたとは意外ですぅo(^-^)o
時間って、なんだか永遠に続いていて、なごみ達も 永遠に暮らしてゆくように 今は思えてしまいます。
何度逢っても、その時に逢ったそのデートは一度きり★
充実して楽しい時間にしたいですo(^ヮ^)o
時間って、なんだか永遠に続いていて、なごみ達も 永遠に暮らしてゆくように 今は思えてしまいます。
何度逢っても、その時に逢ったそのデートは一度きり★
充実して楽しい時間にしたいですo(^ヮ^)o
Posted by なごみ at 2007年01月25日 08:17
teddyさん
「人間万事塞翁が馬」からはどうしても青島幸男を思い出してしまいますね^^
何が幸いして何が災いとなるのかが分からないところが面白いのかもしれません。
「人間万事塞翁が馬」からはどうしても青島幸男を思い出してしまいますね^^
何が幸いして何が災いとなるのかが分からないところが面白いのかもしれません。
Posted by バック at 2007年01月25日 09:32
なごみさん
そうですね。
いつも会っている人でも同じ時間は二度とありません。
そう考えながら過ごせればいつもいつもが新鮮ですね。
そうですね。
いつも会っている人でも同じ時間は二度とありません。
そう考えながら過ごせればいつもいつもが新鮮ですね。
Posted by バック at 2007年01月25日 09:35
この頃この言葉をよく実感するです。出会いを大事に、限られた時間を大事に、後悔しないよう、生きていたいと思ってます。
名前もいちごですしね♪(*^^*)ノ<こじつけw
名前もいちごですしね♪(*^^*)ノ<こじつけw
Posted by いちご at 2007年01月26日 00:07
いちごさん
「出会いを大事に、限られた時間を大事に」
まさにその通りですね。
いくつもの禅語を読んでいると
この言葉の主題は時間を大事にしろといっているように思えます。
「出会いを大事に、限られた時間を大事に」
まさにその通りですね。
いくつもの禅語を読んでいると
この言葉の主題は時間を大事にしろといっているように思えます。
Posted by バック at 2007年01月26日 07:56
えらいですね。もし茶道から見た一期一会を論文のテーマとして、どう書けばいいのでしょうか。どうか教えていただきませんか。
Posted by Melody at 2008年12月14日 11:43
Melodyさん
初めまして♪
コメントありがとうございます。
残念なことに茶道をまともに教わったことがないので、
どのような切り口でテーマを求めればよいのかを
お教え出来るようなことはないのですが、
単純に考えると、
何故『一期一会』といった禅宗の言葉が
茶道に取り入られなければならなかったのか?
禅宗での『一期一会』の意味合いと
茶道における『一期一会』の意味合いとの違いはどのような点にあるのか?
などなど、いくらでも切り口はあると思います。
初めまして♪
コメントありがとうございます。
残念なことに茶道をまともに教わったことがないので、
どのような切り口でテーマを求めればよいのかを
お教え出来るようなことはないのですが、
単純に考えると、
何故『一期一会』といった禅宗の言葉が
茶道に取り入られなければならなかったのか?
禅宗での『一期一会』の意味合いと
茶道における『一期一会』の意味合いとの違いはどのような点にあるのか?
などなど、いくらでも切り口はあると思います。
Posted by バック at 2008年12月14日 17:40
ありがとうございます。あたしは仏教の無常を切り口にしたいんですが、茶道と仏教無常の関係について分析したいんです。いかがですか。
Posted by Melody at 2008年12月15日 11:01
Melodyさん
個人的には、
茶道と無常観とを直接関連付けて考えることは難しいかと思います。
個人的には、
茶道と無常観とを直接関連付けて考えることは難しいかと思います。
Posted by バック at 2008年12月15日 13:39
そですか。卒論って面倒くさい。本当にありがとうございました。
Posted by Melody at 2008年12月16日 10:48
Melodyさん
まさか4年生ではないですよネ^^
じっくりと構想してがんばって書き上げてください♪
まさか4年生ではないですよネ^^
じっくりと構想してがんばって書き上げてください♪
Posted by バック
at 2008年12月16日 12:16
